契約結婚とはどんな結婚なのですか？

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契約結婚とはどんな結婚なのですか？

あらかじめ夫となる男性と妻になる女性との間で婚前契約と呼ばれる取り決めをして結婚することです。
契約結婚の法律上の決まりはありません。
大ヒットドラマである「逃げるは恥だが役に立つ（逃げ恥）」で平匡（ひらまさ）さんと、みくりさんが選択した夫婦の形です。

逃げ恥では、事実婚であったり婚姻と直接関係がない雇用契約を結ぶ特別な事情がありました。
このドラマの影響で契約結婚は事実婚に限定して言うのではないかとか、婚姻と直接関係しない契約を結んだ上で結婚することを言うという認識も広がりました。
解釈はいろいろですが、結婚後の生活に関して、しっかりと契約にした上で結婚することを契約結婚だと解釈するとわかりやすいです。

契約結婚は、婚姻届を出す法律婚でも、婚姻届を提出しない事実婚のどちらでもいいのです。
結婚後の生活のあらゆることを約束して契約内容にできます。

契約結婚と偽装結婚は違うの？

偽装結婚は、お互いに結婚する意思がなくて、結婚の実態もないのに結婚していると装うことです。
偽装結婚が法律違反になることはありません。
ご近所や親戚に見栄を張って「結婚した」とウソをつく程度ならば問題ありません。

しかし、お互いに結婚する意思がなく婚姻届を出すと、公正証書原本等不実記載罪（刑法157条）に抵触して犯罪行為になります。
偽装結婚して利益を得ている場合も犯罪になります。

契約結婚と事実婚の違いとは？

事実婚は結婚していながら、婚姻届を出さない場合です。
結婚して婚姻届を出す場合を「法律婚」、提出しない場合を「事実婚」と言います。
契約結婚は、結婚する場合に事前契約をすることです。
法律婚も事実婚も両方あります。

契約結婚のメリットは、口約束をあやふやにしないことが挙げられます。相手の本気度を探れますし、離婚する場合もスムーズに離婚できますね。